『英語は、「カタカナ」から学びなさい!』

『英語は、「カタカナ」から学びなさい!』
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西澤ロイさんの『英語は、「カタカナ」から学びなさい!』を読みました。

著者の西澤ロイさんは「英語発想」の専門家で、『頑張らない英文法』『頑張らない基礎英語』などの著書があります。

私自身、2〜3年間、英語学習を続けていますが、ときどき疲れてしまうこともあります。
そんなとき、英語だけでなく言語に関する考え方の本や、コラムを読むと、
新しい言語を学ぶのってやっぱりおもしろいな〜と勉強する楽しさを取り戻せたりします。

この本も、日本語とは全く違う英語の不思議さ、おもしろさを再度実感させてくれました。

特におもろしろかったところを紹介します!

1対1の訳ではなく「イメージ」を感じる

当然ですが、日本語と英語は全く違う言語なので、
英語の(A)という言葉=日本語の(い)という言葉
のように、1対1では対応させられないことが多いです。
意外に思うかもしれませんが、’名詞’ でもそうです。
例えば、「頭」”head”という名詞。

日本語では「頭」と聞くと何となく額から上、髪の毛が生える部分をイメージすると思いますが、
英英辞典を引くと、

your head is the top part of your body, which has your eyes, mouth, and brain in it.
ーCollins COUBUILD Advanced Dictionary of American English より

「体の最上部で目や口があり、脳が入っている部分」と、「顔」”face”にあたる部分も含んでイメージしているようです。

名詞は動詞に比べて1対1の訳が作りやすいとは思いますが、本書で紹介されている”moon”と”sun”のように、「月」「太陽」と覚えているいると落とし穴にはまってしまうこともあるので、英語は「イメージ」でとらえるのが大切でしょう。

日本人の多くが悩む!? 「冠詞」の話

冠詞に関するイメージは私が本書の中で最もおもしろいと感じた部分です。

冠詞についてはapple, baseball, piano, moon といくつかの項目で “a(an)”, “the” について説明されています。

特になるほど!と思った apple の項目で、

名詞を数えるのは、指し示すものが「具体的な形を持っている」ときです。「This is an apple.」という場合には、(中略)目の前には「まるまる1個のりんご」があることになります。

それに対して「This is apple.」のように数えない形にするのは「具体的な形を持ってない」ときです。たとえば目の前にお皿があり、切ってある果物が置いてあるとします。それを口に入れてみて「これはりんごです」と言う場合には「This is apple.」と言うことになります。

theの場合も感覚は似ていて、具体的な形を伴うものなのか、目に見えない概念なのか。
後者の概念を扱うときには、その名詞は数えず、冠詞をつけないそうです。

まとめ

ここでふと思い出したのが、私自信が英語を習い始めたときに通っていた英会話教室でのこと。

テキストに、
I’m having breakfast. (朝食中!)
I had a big breakfast. (朝ご飯、多めに食べたんだ。)
のような文章が載っていました。(文はうろ覚えです)

二つの文章を見てアレ?と思った私は先生に、
「なんで下の文にはbreakfastにaがつているの? breakfastって冠詞つけないんじゃないの?」と質問しました。

アメリカ人の先生の答えは「良い質問だけど、答えにくい…big がついてるから」のような感じでした。

当時は英語を始めたばかりで先生の英語があまり聞き取れなかったのかったのもありますが、「big がついてるからaがつく」ということを自分なりに考えた結果、

「breakfastそのものに実態はない。”朝食”という概念だから無冠詞。
“big”とかの形容詞がつくと、ボリューミーな朝食、のように具体化するからaがつくんだ。そういうことにしよう」

と納得したことにしていましたが、本書を読んでそれもだいたい当たっていたんじゃないかな!?

英語を勉強中だけど疲れちゃった人、英語学習に興味がある人に英語のおもしろさを感じさせてくれる

『英語は、「カタカナ」から学びなさい!』

おすすめです。

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Comments & Trackbacks

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  1. by 西澤ロイ

    著者です。ご紹介をどうもありがとうございます!
    breakfastの件、ばっちりだと思いました。

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