傾聴の基本はここから学べ!『心理カウンセラーが教える「聞く」技術』

傾聴の基本はここから学べ!『心理カウンセラーが教える「聞く」技術』
Pocket

昨日、2016年のチャレンジとして心理カウンセラーへの一歩を踏み出すことを書きました。
2016年のチャレンジ | 七サボり八起き

その課題図書が『心理カウンセラーが教える「聞く」技術』。
傾聴の原則がシンプルに網羅されていて非常にわかりやすかったので、ご紹介します。

対話の充実度や満足度は「聞き手」が握っている

まえがきで著者の根本裕幸さんは、

どうすれば話し上手になれるか?という質問は多いが、
どうすれば聞き上手になれるか?という質問は非常に少ない。

という指摘しています。

その根底には、

「聞くこと」が受動的で、「話すこと」能動的。
さらに言えば、「聞くこと」なら自分もある程度問題なくできる、と思い込んでいる人が多い。

と指摘します。

しかし、

場の空気を作るの「聞き手」であり、
盛り上がる対話というのは「話し手」以上に「聞き手」が能動的

だと説明しています。

私個人の体験でも、思い当たる節があります。

私の大学時代からの親友は非常に聞き上手でした。
彼女は特別に目立ったり派手なタイプではなく、どちらかというと年齢より落ち着いた雰囲気の女性。

手前味噌ですが、軽妙に冗談を交えて友人を笑わせていた私の方が「話し上手」で、どちらかというと目立つタイプだったと思います。

しかし彼女と話しをすると、爆笑が巻き起こったり変にハイテンションになったりすることはないのですが、みんな気持ちよくどんどん話しをしてしまうのです。

そのためか、彼女は「話し上手」な私よりも、めちゃくちゃモテていました(笑)

この経験から、「聞き手」が対話の充実度・満足度の鍵を握っている存在である、というのは納得ができる説明です。

「聞き手」の自己表現は邪魔!!

著者の根本さんは、コミュニケーションについて、このように説明しています。

コミュニケーションはキャッチボール。
剛速球やキレのいい変化球を披露する場ではありません。
相手の取りやすいボールを投げることが上手に話しをするコツ。

日常のカジュアルな「会話」なら、気の利いた冗談やヒネリのある言い回しを楽しんでも構いません。
しかし、誰かから相談を持ちかけられたり、もっと深い「対話」をしようと思った際には、このような聞き手の自己表現は対話、ひいては「話し手」の邪魔になってしまいます。

それ以外にも、ついやってしまいがちな以下のようなことも、聞き手の我の現れですので、控える必要があります。

  • 自分の意見やアドバイスを言ってしまう
  • トラブルや問題の解決を目指してしまう
  • 善悪を判断したり、自分のものさしで判断してしまう
  • 間を埋めようとしたり、質問をしてしまう

反対に、あまりにリアクションがなさすぎるのも問題です。
「あなたの話しを聞いていますよ」とアピールするのは、聞き手の重要な役割です。

まとめ

そもそも、「対話」というのは相手がいてこそ成り立つものです。
自分が上手く話せたか、上手く聞けたかということを気にしすぎるのは自意識過剰というもの。

「この話は相手のもの」と、聞き手が自己表現をこらえて、対話の流れに委ねる、と腹をくくるのが重要なのかもしれません。

形だけでない「傾聴」の基本を知りたい方にオススメです。

Pocket

Leave a reply

*
*
* (公開されません)