腸内フローラを整えて、やせる!アレルギーを防ぐ!

腸内フローラを整えて、やせる!アレルギーを防ぐ!
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腸内環境を整えるというのは、健康や美容への意識が高い人にとってはもはや常識だと思います。

腸に善玉菌を届けるため、朝食にヨーグルトが欠かせない、納豆やキムチなどの発酵食品を摂るようにしている、という人も多いとのではないでしょうか。

私自身、マクロビオティックの教室に通っていたときに、腸が免疫機能を司っているという趣旨の説を聞いていたので、腸内環境がお通じだけでなく全身の健康に影響するということは知っていました。

また、発酵食品を多くとって脂肪に気をつけていた年は花粉症が軽減することも経験しており、そろそろ花粉も飛ぶので対策しないとな、思っていた矢先。

お友だちのこうめさんのブックレビューを見て、この本を即買いしてしまいました!
ブックレビュー 「やせる!若返る!病気を防ぐ! 腸内フローラ10の真実」

内容は驚きの連続で、世界各地の研究機関の研究結果に基づいた深い話がてんこもり。
新年早々、すごい本に出会ってしまった!と感動。

とても全ては紹介できないのですが、健康面のエピソードについて紹介します!

腸内フローラとは?

人間の腸内には、たくさんの腸内細菌が住み着いており、その種類は数百種類とも数万種類とも言われています。

これらの多種多様な腸内細菌が種類ごとにまとまりをつくって腸内に生息している状態を「腸内フローラ」といいます。

たかが細菌、と思うかもしれませんが、腸内細菌は常にお腹の中に1〜2kgも住んでいて、水分を除いた「うんち」の3分の1は腸内細菌でできているそうです!

そんな腸内細菌(腸内フローラ)が、近年の研究で全身の健康と美容に深く関わっていることがわかってきました。

腸内フローラは肥満を予防にも影響大!

肥満の人の腸内フローラ”肥満フローラ”と、痩せている人の腸内フローラ”やせフローラ”を無菌マウスに移植して、同じ環境下で飼育するという実験が行われました。

すると、約1カ月間同じエサと運動量で育てたにも関わらず、”肥満フローラ”をもらったマウスは脂肪がどんどん増え、太ってしまったのです!
一方、”やせフローラ”をもらったマウスは特に体重に変化ありませんでした。

便をもらう人を変えて実験しても、結果は同じだったそうです。

このことから、腸内フローラが太りやすさに影響を与えているといえます。

腸内フローラに効く薬で糖尿病改善?

次の例は糖尿病です。
2014年、アメリカのベンチャー企業が開発した糖尿病の新薬が臨床試験で成功し、世界で大きな話題となりました。
なんとその新薬は”人間に効く薬”ではなく”腸内フローラに効く薬”だったのです。

これまでも、腸内細菌を元気にする食べ物や薬は存在しており、「プレバイオティクス」と呼ばれ、お腹の調子を整えるオリゴ糖などが知られています。
しかしこのベンチャー企業が開発した新薬は、従来のプレバイオティクスのように腸への影響にとどまらず、糖尿病に影響を与えるまで可能性が広がっているというのが驚愕です!

腸に穴が開く!?リーキーガット

この本で最も衝撃的だったのが、腸に穴が空いたような状態、リーキーガット。
これにも腸内フローラが関わっていました。

腸内フローラのバランスが乱れると、腸のバリア機能が低下し、腸の中の様々なものが血液中に入ってくるようになるそうです。この状態を「漏れる腸」、英語で「リーキーガット」と呼びます。

通常、腸内細菌や腸内物質は腸壁にブロックされ血液中に入ることはできませんが、腸のバリア機能が衰えて「漏れる腸・リーキーガット」になると、細菌や細菌が出す毒素が血中に漏れてしまい、体内の臓器や細胞で炎症を起こし、アレルギーや糖尿病の悪化につながるそうです。

腸内フローラが肥満、糖尿病、リーキーガットを予防する!?

肥満、糖尿病、リーキーガットを予防する効果があるのが、ある種の腸内細菌が作り出す物質のひとつ、短鎖脂肪酸。

短鎖脂肪酸とは、酪酸、プロピオン酸、酢酸など、腸内細菌が作る有機酸です。

腸内細菌が作り出した短鎖脂肪酸は、脂肪細胞や交感神経を刺激し、脂肪細胞が脂肪を蓄えるのをストップさせる働きがあります。これにより、肥満予防につながるんだそうです。

また、短鎖脂肪酸は腸の細胞を刺激し、膵臓にインスリンを分泌させる物質を作りだすそうです。この働きにより、インスリンが増加し、糖尿病が改善するということです。

リーキーガットの改善には、短鎖脂肪酸の一つである酢酸が、腸内のバリア機能を高める力があるそうです。

ではその腸内細菌は何から短鎖脂肪酸を作るのかというと、食物繊維繊維を分解して作り出します。
そして、食物繊維が多い野菜などを多く取り入れると、食物繊維を分解するのが得意な腸内細菌が増え、短鎖脂肪酸を生み出す腸内フローラが育成されます。

腸内フローラの一部は生まれた時や幼少期に決まってしまうそうですが、普段取り入れる食事によって、増える細菌、減る細菌があり、腸内フローラのバランスを整えることが可能です。

ただし、慌ててたくさん特定の食べ物を摂取するのではなく、落ち着いて自分の食生活を見直し、毎日の食事に少しずつ取り入れていくのが大切です。

まとめ

本書には他にも、癌を防ぐ菌、癌を引き起こす菌、肌を若々しく保つ菌など、色々な細菌の例が出てきます。
また、私たちがどのように腸内細菌と「共存」するようになったかの成り立ちも説明されており、非常に盛りだくさんの深い話ばかりでした。

健康や美容により気を使いたい人に、おすすめです!

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